こんばんは、白木です。
現実逃避に「三体2 黒暗森林」を読み終わりました。 ネタバレ注意!
まず上の動画を見てから、1巻とばして2巻から読み始めました(`・ω・´)
2巻が面白いって言ってたし!
kindle版を購入、会社の昼休みにも読んじゃおうと楽しみにしてたら、土日で読み終わっちゃいました。翻訳本+中華SFということで、名前とか文章に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
☆4.8 感想
センスオブワンダー、久しぶりに読んだSFでしかも中華SFはじめてと思ってたら、詰め詰めにされた感じです。
・地球外生命体のファーストコンタクトというと映画「コンタクト」みたいなイメージでしたが、違いました。ざっくりすぎる感じでいうと銀河英雄伝説とか(面壁人頭脳バトル)、中盤の戦艦部分は、黒暗森林の副題に違わず、暗い。
・政治思想に結構なページが割かれている(逃亡主義・敗北主義)は、文化大革命の思想統制を思わせます。
・全体主義と個人の幸福みたいなところも、人類先行きと現在の飢餓だったらどちらをとるかみたいなテーマも、アメリカ翻訳小説だったらあまりないテーマかも。
もともと、「ワイルドスワン」(文化大革命の女性3代記)や「中国十八史略」とか、少しは中国小説に触れてたこともあって、文化的な考え方の違いを楽しみつつ、理系の理論的な部分はさっぱりなまま読了しました笑。
あとは、冷凍睡眠後の未来感とか、科学技術のスケールが国家規模とか。
中国の未来イメージって日本より結構先にいってるなと思ったり。
結局、テーマがてんこ盛りにされていてるんですが、最後にちゃんとまとまってて読後感はよかったです。
おすすめ解説ブログ様
おやすみなさい。
最近の気になったツイート
自分には、誰かを見下したり侮ることで強い愉悦を感じる器官が備わっているようで、しかも自覚症状が薄い(指摘されないと気付かないことが多いし指摘されても「当然だし許される」と感じてしまうことも多い)。学習効果を著しく阻害するし、身を滅ぼしかねない特徴でもあるので、繰り返し自省したい。
— たられば (@tarareba722) 2021年5月31日