shirakihanae’s diary

日々の雑記と整理のためのブログです。

書籍 エデュケーション 大学は私の人生を変えた

 

☆4.8

プライムデーkindle注文しそびれましたが、結局購入。あらすじと感想は下記リンクのブログ様が詳しいです。

アイダホの山奥で育ったタラ。狂信的なモルモン教原理主義者の父の方針で、学校へも通わせてもらえず、病院に行くのも禁じられていた。兄からは虐待も受けていた。自らの将来と家族のあり方に疑問を感じたタラは独学で大学に入ろうと決意するが……。全米400万部突破&ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー第1位! ビル・ゲイツ、ミシェル&バラク・オバマ絶賛の傑作ノンフィクション

他の読書ブログ様のオススメ本で(オバマ大統領のオススメ本リストにも載ってると後から知りました)、ベストセラーですが、…信仰と家族の問題を考えるとき、今読んで参考になる本だと思います。(モルモン教のサバイバリストの考え方は初見でした。)様々な事情で、家族から離れようとする人の心を応援してくれる本でもあるかも。

 

本編ラストの最終章は、過去の事柄の捉え方が、年月によって流動的に変わってしまうことをしめしたものでなかなか痺れるものでした。(その他、後半は、家族間で、過去の事実の認識が変わってくる→共同体からの追放、こんなに閉鎖的な家族だったら二度と受け入れられないのではという恐れが伝わってきます。)

 

個人的に、タイラーからのPDFと、過去を知っている友達からの忠告の部分にぐっときました。(著者が、非常識なことをしているときは止めてほしいと頼んだ後、大怪我をおえば病院に行けず民間療法で治療されるだけだから、帰らないでほしいというメッセージ)

 

・訳者あとがきより引用

世界の終わりに備えるという父親の誇大妄想を笑うことは簡単だが、果たして私たち大人は、同じような行為を子供に強制したことが一度もないのだろうか。本書は読者に、そんな疑問を抱かせる力を持っている。


モルモン教サバイバリストの両親に育てられた娘の驚愕のベストセラー回想録 Educated – 洋書ファンクラブ

 

追記

ストレス全開で、病院予約して耳にピアス開けました。

(開けてみたら大したことなかった笑)