shirakihanae’s diary

日々の雑記と整理のためのブログです。

グッド・ドーター(書籍)

こんにちは、白木です。

体調的に弱ってるのか鼻炎です。昨日は美容院行って久しぶりに一気読みの文庫を買ってきました「グッド・ドーター」。低気圧もあいまって頭痛い…。。

 

アメリカ南部の小さな町で白人女性が殺され、容疑者の黒人青年を担当した弁護士の自宅が放火された。家は全焼し、一家が引っ越した数日後、弁護士の留守中に二人組の男が家に押し入り妻を惨殺、十代の姉妹も襲われた―。28年後、辛くも生き残り、父と同じ弁護士になった次女シャーロットは、後悔を抱えながらも前に進んでいた。だが地元中学校で起きた銃乱射事件が、封印した過去を呼び戻し…。 

 

グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS)

グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS)

 

 

グッド・ドーター 下 (ハーパーBOOKS)

グッド・ドーター 下 (ハーパーBOOKS)

 

☆4.8

よく年末はミステリーランキングから翻訳本を探すんですが、平積み本から購入。

カリン・スローターはじめて読みました。他の著作に猟奇的な描写が多いというレビューがありましたが、今回は家族ドラマがメイン。舞台が村社会的な南部であること、黒人/中絶などの弁護を引き受ける父親、周囲から浮いてしまうくらい頭がいい母、2人の姉妹。人権意識が高いと思われていたアメリカではなく、分断したアメリカのもう一方地域が書かれています。

 

ジェフリー・ディーヴァーや海外ドラマ/メンタリストを見ていたころからすると、時代は変わったなと思います。

 

感想(ネタバレ含みます。)

アメリカの田舎、ぞっとするような猟奇殺人、どんでん返しだけでは今までのサスペンスと同じという所感で終わったと思います。興味深く読んだのは事件の謎解きより、閉鎖的な田舎の警察官と、28年後の家族関係です。(最終的には全員引っ越しすればいいよねという身も蓋もない気持ちにもなりました。)救いは、破天荒なガンマと良心的なベン、2人の姉妹がどちらも両親のいいところを受け継いで成長していること。考え方まで根本的に違って成長していたら分かり合えることはなかったと思います。

 

 

その他、TOEICの単語帳と文法帳を買いました。